2016年 09月 08日
パイロット 油性ボールペン キャップレス
油性ボールペンの場合、回転式もノック式もキャップは必要ありません。
ローラーボールペンと呼ばれる水性ボールペンにはキャップ式の物もあります。 以前、紹介したオート水性ボールペン写経用、等です。
あえて油性ボールペンをキャップ式にしたゼブラ油性ボールペン フォルティアSTキャップと言う少数派もありますが。
回転式もノック式もキャップは不要なのです。
前回、紹介したパイロット油性ボールペン タイムラインFUTUREを探していた時
に、この変な名前のノック式油性ボールペンを見つけました。
ネットで調べたところ、半世紀以上前の1963年から販売されている、世界でも珍しいキャップの無い万年筆、パイロット万年筆キャップレスシリーズの油性ボールペンだと知りました。
パイロット万年筆キャップレスの初代は回転式で軸の後ろにあるツマミを回転させると、万年筆のペン先が飛び出すと言う珍しい便利な万年筆だったそうです。
現在も新しいタイプのキャップレス万年筆が販売されています。
世界で唯一つのノック式万年筆キャップレスとスリム軽量化したキャップレスデシモ。
惜しくも2009年にドイツのラミーが回転式のキャップレス万年筆ダイアログ3を発売した為に、世界で唯一つでは無くなった、回転式万年筆キャップレスフェルモ。パイロット万年筆キャップレスについては次回以降に紹介します。
万年筆には同じ軸を使ってボールペンとシャープペンシルも発売すると言う悪しき習慣がありますが、万年筆キャップレスは特殊な内部構造の為に同じ軸を使うと言う事ができなかったのでしょう。パイロットのロングセラーのカヴァリエシリーズの普通の油性ボールペンとシャープペンシルの軸の色だけを変えて、このキャップレスと言う名前を付けたのが悲劇だったのです。
書き味は前回のタイムラインFUTUREと同じの
パイロットのアクロインキで最上級の芯である
BRFN-30F-B 0.7mm 細字が入っているので、やはり間違いはありません。
スリムなノック式ボールペンのギャップラブなのです。
これで話は終わりません。左利きの私ですが
パイロット万年筆キャップレスが欲しくなりました。
だから、ブログタイトルも趣味の筆箱に変えました。
万年筆の話も書きます。
by gurikazueo
| 2016-09-08 21:45